179人が犠牲となってしまった、韓国のチェジュ航空の胴体着陸での事故。
最後尾に着席していた、乗務員2人が奇跡的に助かりました。
しかし、航空評論家や、元パイロットなどからは、いくつか疑問点が出ています。
チェジュ航空事故の「なぜ?」な点のまとめ
事故に関していえば、①事故に合ってしまった航空機、②事故現場となった務安国際空港、その2つにいくつかの「なぜ?」があります。
いろいろな記事に、少しづつ説明がありますが、まとめると、以下のようになります。
【①.事故機のなぜ?な点】
●バードストライクで、3本の脚がでなくなるか?
(鳥が飛ぶより高い高度でギヤを降ろすのが普通なのでは、との指摘もあり)
●フラップ(高揚力装置)が開いていなかったのは何故?
(「鳥が翼に挟まったみたい」の機内の乗客とのやり取りも)
●胴体着陸に備え、燃料は捨てなかったのか?
(事故機は上空で燃料が捨てられない機能が無い、との記事も)
【②.務安国際空港のなぜ?な点】
●胴体着陸の衝撃を和らげる「フォーム」がなぜ撒かれていないのか?
(時間がなく撒けなかった可能性も考えられる。)
●メーデーが出ているのに、管制塔が消防隊に出動を指示したのは、9時4分。
衝突が起こったのは、9時3分。事故後に出動が指示されている。
●滑走路から少し離れたところに、ローカライザー(着陸誘導施設)が強固なコンクリの上に設置されている。 強固なコンクリが無ければ、ローカライザーを倒して通り抜け、周囲の野原で止まったはず。
※2015年にも広島空港でも同様な事故があったが、ローカライザは地面に設置されていたため、
機体は通過、81人の乗客乗員の内、27人が軽傷を負っただけで犠牲者はなかった。
まとめ
まだまだ、これからも疑問な点が多く出てくるかもしれません。
ただ、これらの「なぜ?」の疑問点の丁寧な解明が、今後の事故原因調査のカギとなってくるでしょう。
なかなか、1つの不具合では起きにくい飛行機事故。
複数の原因が絡み合って起こってしまった事故だと思いますが、丁寧に調査をしていって欲しいです。
ここまで記事を読んで頂きありがとうございました!
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